<KSWS>を主催する若き詩人、choriが渾身の1st Albumをリリース!!
MY BIOGRAPHYのコーナーでも紹介した詩人、choriが放つ衝撃作!
- Hip-HopとPoetry Readingの幸福な邂逅 -
発祥地であるアメリカでは既に独自のシーンを形成しつつも、日本ではまだ耳慣れない「Spoken Words」というジャンルは、簡単に説明すれば、ラップやポエトリー・リーディングを使ってメッセージや主題を伝えるというパフォーマンスだ。いわゆる詩の朗読より文学臭が薄く、韻を踏むこと自体のプライオリティは低い。つまり、はじめにメッセージありき、そんな表現形態である。
choriは日本のSpoken Words第ゼロ世代のひとりというべき存在で、2001年からホームグラウンドである京都を中心に精力的な活動をつづける21歳。これまで、カフェ、クラブ、ライヴハウスはもちろんのこと、小学校や寺院、はたまた鳥取砂丘や高瀬川など多くの場所でライヴを行ってきた彼の待望のファーストアルバムがいよいよドロップされる。『REDEMPTION SONGS』(償却の歌)と題されたこのCDにはインタールードを含めた全9曲が収録されているのだが、デビュー・アルバムということもあってか、あえてコンセプチュアルな作り込みはせず、choriの、そしてSpoken Wordsというアートフォームの持つ多面性や多様性を前面に押し出し、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような驚きと初期衝動に満ちている。
さまざまなミュージシャン、トラックメイカーから提供されたトラックも、ヒップホップからエレクトロニカ、果てはサウンドスケープまで多彩なジャンルに及び、1曲ごとにまったく異なった色合いを醸し出す。けれど、どの曲にも共通して言えることは、choriの書くリリックの硬軟あわせもった「一本芯の通ったポジティヴィティ」であり、少し鼻にかかった声のもつ優しさだ。特にこのアルバムの終盤、「子午線」から「いつか」までの3曲の流れは、ヒップホップとして聴いてもそのポテンシャルの高さがはっきりと伝わってくる。サウンド自体の完成度は曲によってまちまちだが、そこにchoriの声が入ることによって化学変化のようなクオリティの飛躍的向上が起こっているといっても過言ではないだろう。もちろん、chori自身のパフォーマンスにもまだまだ荒削りな部分は多いが、少なくともデビュー・アルバムにしてこの若者が既に何かを「掴んでいる」ことは間違いない。せせこましいジャンル分けや食わず嫌いなどせず、純粋に幅広い意味での「音楽」として聴いてほしい、そんな可能性にあふれた1枚だ。
トラックリスト(9曲)
1.The Park Is Mine
2.Blues
3.Raincoat feat.むらさき
4.Time To Go feat.律、大仏
5.Newspaper (interlude)
6.素晴らしい世界
7.子午線
8.季節
9.いつか
http://chori.cc/redemptionsongs.html
にて試聴できます。
chori
1984年11月10日京都市生まれの詩人。
アル中寸前の21歳。16歳の頃からステージを踏み、抜群の言語感覚と即興のセンスを武器に活動してきた。KSWSのオリジナルであるSSWSに出場して以来、Hip-Hopを知り、詩人としての世界感は維持しつつも、よりオーディエンスに訴えかける今のスタイルに至る。ソロのライブ活動だけでなく、KSWSの主宰、狂言とのコラボレーション、詩集の制作、昼間からの飲酒などやりたいことはやらなければ気が済まない。長生きしたいくせに「早死にしそうなクラスメイト」一位を独走中の人生。ここ一年で各メディアへの露出も増え、谷川俊太郎、DJBAKU、DJ
OSHOW、DJ KENTAROなどと共演し波に乗っているが、売れるのが先か肝臓が壊れるのが先かというチキンレースの最中である。
http://chori.cc/
関連ページ
MY BIOGRAPHY chori/YOSSIE
http://www.saround.com/mybio/chori_yossie.html
chori