芳岡豊和(Triangle)

CLUB Triangle
Triangle SCHEDULE
9/2 (FRI) BLACK BEATZ BOX
GUEST DJ: ED RUSH&OPTICAL
DJs : DJ YUDAI/SPEED
OPEN : 23:00
DOOR : ¥3000(W1D) ADV: ¥2500(W1D)
チケットぴあ 0570-02-9966
P-CODE(207-984)
結構簡単に「あ、じゃあやります」っていう感じなんで(笑)
関西の音楽関係者に音楽との出会いから現在に至るまでをじっくり聞いていくこのコーナー。今回は大阪ミナミにあるクラブ、トライアングルのマネージャー であり、自身DJ TOYOとして関西のドラムンベースシーンを駆け抜けている芳岡豊和さんに話を聞いてきました。
★今日は大阪ミナミにあるクラブ、トライアングルのマネージャーで、DJ TOYOとしても活動をなさってる芳岡豊和さんにお話を聞きに来ました。よろしくお願いします。
芳岡(以下Y):よろしくお願いします。
★まず最初に音楽との出会いについて教えてもらえますか?
Y:えーとですね。最初の出会いって言うと、学生時代に仲間とパーティーとかしてたんですけど、その時にロックのDJをしたり、始めた時はそんな感じだったんですね。その頃はメロコアとかを本当にノリで始めたんです。周りのみんなと一緒にいつの間にかやってた、っていう感じですね。
★学生時代、っていうのはいつの話ですか?
Y:それは大学に入ってからですね。
★じゃあそれまでは自分から意識的に音楽を聴くことはなかったんですか?
Y:そうですね。本当に自然に。知らん間にレコードを買ってて。
★それは周りの友達の影響ですか?高校生とかって普通はCDを買いますよね?
Y:そうですね。
★なるほど。その"パーティー"っていうのは所謂クラブのイベントですか?
Y:それの小さいバージョンです。
★で、それで最初はロックだった、と。
Y:そうなんです。
★ロックっていうのはどんな感じのロックですか?
Y:あの〜、何やろう。所謂パブリックカフェとかでかかってるような。あの辺です。
★ああ、なるほど。パブリックカフェに行ってた、っていうことは元々ずっと大阪なんですか?
Y:高校が大阪で大学が京都なんですね。そういうのを始めたのは京都なんですけど。
★じゃあ大学になって、ロックのDJをやり始めて。
Y:そうですね。スピンズっていう古着屋あるじゃないですか?あそこで働き始めて、その時に出会ったの人が今も一緒にやってる人達で、大学以外の友達なんですけど、その友達とかと一緒に始めた感じです。まあ本当にノリで始めたんですけどね(笑)
★(笑)じゃあその頃からずっとDJはやってるんですね。
Y:そうですね。
★じゃあそうやってスピンズでバイトをしながら大学時代を過ごしてた、と。でも今とは違いますよね?"ロック"って言うのは。何か転機があったんですか?
Y:何なんでしょうね。まあ結構僕自身がすぐ飽きちゃうんですよ(笑)。周りで一緒にやってた子達がいろんなイベントに行き出していくうちに、ハウスとかテクノとか、何でもやるようになったんです。知らず知らずに何でも買って何でもかけるような感じになって。今でも結構何でも買っちゃうんですよ。今もハウスとかも全然集めてるし。ダブとかレゲエとか。まあ主にはドラムンベースですけど。
★なるほど。じゃあそうやってジャンルの隔たりなく聴いていくようになったんですね。
Y:まあ元々そんな感じだったんですけどね。
★DJはロックから入った、ってことですね。で、その後ここのトライアングルで働くまではどうなさってたんですか?
Y:学生の時に京都にラブトライブっていうクラブがあって、そこでバイトしてたんです。そこでもイベントをさしてもらったりしてて。でもそこが5年前にクローズしちゃって、その後1年間休学してロンドンに行ってたんです。そこから帰ってきて、ここの前を通ることがあって。その時にここのオーナーに偶々出会って。その後いろんな話をして、本当にお手伝い、っていうくらいで空いてる時間にたまに来て、チョコチョコっと手伝って。その時に僕は色々他にもやってたんで、自分の都合だけで勝手に帰ったりとか(笑)。そんな感じでやらしてもらってたんですけど、大学を卒業したくらいに、「さあ何しようかな」と思って、まあクラブの全体的なことをやってみようかな、って思って。
★じゃあ元々クラブで働きたいな、っていう思いがあったんですか?
Y:いや、別にそれは無かったんですけど、知らない間にやってました。僕は結構簡単に「あ、じゃあやります」っていう感じなんで(笑)。そうやって何でもやってたらこうなってた、っていう。
★そうなんですね。1年間ロンドンに行ってた、っていうのは普通に語学留学とかですか?
Y:って言うよりは、急に色々考える時期だったんです。「大学終わって何しようかな」とか。でも何もパシッ!!としたモノが見えなくて。ちょっとブレーキをかけようと思って、そこでいきなり大学を休学して2ヶ月後にはもうロンドンに行っちゃってたんです。ロンドンでは学校も一応行ってたんですけど、向こうの学校ってすごく緩くて。語学学校っていうより"ビザ取り"学校みたいな。年間で学費が10万くらいなんです。しかもそこさえ行ってれば1年間くらいのビザが取れるんです。
★あ、そうなんですね。
Y:そんな日本人がいっぱいいるんですよ。お金が全然なかったんで向こう行って1週間くらいでもう働いて(笑)。
★1週間ですか(笑)
Y:そうなんです。ほんとにいろんなバイトをしてました。観光気分は全くなくて。ずっと忙しくてロンドンの一定の地区を出ることも出来ずに。一つのエリアで暮らしてたんですけど。
★その頃は日本で音楽を始めた後ですよね?やっぱり音楽を探しに、とか新しい音楽と出会いに、っていう意味合いもあったんですか?
Y:それもあったんですけど、まあそんなに「絶対こうなってやる!!」みたいな目標は別に無かったですけどね。
★でもやっぱり音楽の面でもロンドンの経験は大きかったですか?
Y:そうですね。すごく自然に人間のサイクル、みんなの生活の中に音楽が組み込まれてて。誰かがでっち上げたり、みたいなのもないし。すごく自然な感じで全ての音楽が良い感じで回ってる場所かな、っていうのは思います。
★今日本のクラブで働いてて、向こうのクラブと違うと感じる所ってあります?
Y:まず向こうは放っといても勝手に来ますよね、お客さんが。
★プロモーション的なことをしなくても、ってことですね。
Y:そうですね。で「今日は○○が来る!!」「明日は○○が来る!!」とかじゃなくて客がいつも入ってる。
★確かにそういう風によく聞きますね。学生とかはこっちで居酒屋に行く感じでクラブに行く、みたいな。
Y:そうです。向こうは居酒屋っていうのは・・・まあバーはあるんですけど2時には閉まるスタイルになってて。その後はもうクラブ行って飲んでくれ、っていう感じなんで。カラオケとかも無いですし。深夜の時間帯は遊ぶ所がクラブしか無い、っていうのもありますね。お酒っていう文化も根付いてますし。バーで飲んで2時になったらバーから出て、「じゃあどこ行く?」ってなるとクラブに行く、っていう感じですね。
★なるほど。ロンドンはクラブの数も多いんですか?
Y:多いですね。大箱はそんなに無いんですけど。バーなのかクラブなのか分からないような所もたくさんあって。
★じゃあやっぱりみんなお酒を飲みに行ってるんですね。お酒を飲み行ったら良い音楽が流れてる、っていう。
Y:ほんとにそうですね。
★で、ロンドンから帰ってきて、トライアングルで働き始めたわけですね。
学生時代にDJを始めた芳岡さんは大学を休学してロンドンに旅立ちました。そこでの経験を活かしてトライアングルの運営を手がけ、また自身がオーガナイ ズするイベントBLACK BEATZ BOXも今後新たなる階段を登ろうとしています。その辺りは後編でじっくりと。