Takefumi (ON.co)
9/17 TABLE MANNERS!@ UNDERLOUNGE
TABLE MANNERS! [JUSE + KING-HISATO] TSUKAMOTO
GUEST:DARUMA
9/23 we love music@mother hall
JOSH DAVIS aka DJ SHADOW / KEB DARGE / Dante Carfagna / ELECTRIC INDIGO / STEVE RACHMAD / MARCO PASSARINI / BLACK BEATZ BOX CREW / ACTIVAIA [MUKAI & FUJIMO] JUSE
仕事になっちゃうと気持ちが屈折していっちゃうんですよね。
T:一時期は海外のアーティストを2ヶ月に3回くらい呼んで、そのペースを半年年くらい続けたこともあります。今ね、大阪のクラブ業界って、いや大阪じゃなくて日本のクラブ業界かな。外人呼ぶ時って一人の力じゃ呼べないんですね。
★それは金銭的にですか?
T:そう。一つのライブじゃ成り立たない。飛行機代もあるし、ホテル代もあるし。箱に人が何人入るかを考えると成り立たないの分かるでしょ。じゃあツアーになるし。だからさっき言ったように日本全部やることもあるし大阪だけを買い取って作っていくときもある、ただホントに僕が大好きで全部仕掛けているのと、これ大阪でやってくんない?って言われたのを今このテーストでどういう感じで落とし込んでいくかって考えてからスタートするイベントもある。どう落とし込んでいくか、ですね。僕は落とし込み番長だから(笑)
★(笑)
T:落とし込みキングですね(笑)。今はまた僕の中で変化してる時期で、さっき言ったように他のクラブ関係の人だったら考え方が何周も回ってると思うんです。僕はまだ1周目だから。あの頃はきらびやかなパーティーにすごく凝ってました。だから絶対にVJも入れなかったんですよ。その時に考えてたことは、音楽のイベントを2種類に分けてて、一つは"コンサート"もしくは"○○公演"っていう感じ。それは一人のアーティストがいて、そのアーティストが放つ音楽をみんなが聴いてる感じ。だから全員がアーティストの方向を見て、つまり落語とかと一緒ですよね。一人が放ってるものに対してみんなが聴いてる状態。
★はい。
T:あとはパーティーと呼ばれるもの。カンヌのアフターパーティーとかさ、映画祭のパーティーとかさ、お客さんが来て「何やってるの?最近どうなの?」って集合するその場所に音楽がある、っていう状態。そこの集合する空間が無音で何も無い殺風景な空間で人が出会うよりも、人と人が出会う時にいいテンションで出会える空間を作る、っていう。
★はい。
T:そのどちらかに分けてたんですね。カンヌの映画祭のような空間をもっとストリートに落とし込まれた、言わばただ友達が集まってそれをやってる、っていう所から新しい音楽のムーブメントとかは生まれてると思うんですよ。そっちをずっとやってたんですね。今まですでにクラブカルチャーに浸かっている人達だけで、内輪って言うのができあがって、それまで行ったことのない人は行きにくくて。僕はそういうのはやだって思ったんですよね、僕は洋服屋もやってるし、まだ音楽に触れてない若い層、新しい層っていうのを集めて、そこに音楽を落とし込んで、そういうライフスタイル、音楽とファッション、都会のライフスタイル、そういうものを作っていこうと思って、自分が始めた頃はそういうイベントをやってたんですね。
★なるほど。
T:でも今はある程度店も大きくなって、音楽の方もいいスタッフに巡り会えて、でも同じ事じゃ満足できないし、今は時代もシーンも僕が始めたときとは変わり始めてるし。やりたいことが2つの両極に分かれて行って。その1つが"WE LOVE MUSIC"。もう1つが自分のお店でやってるイベント。それは飲み物も全部おごり。だから「俺のオナニーを見ろ!!」っていうんじゃないんだけど(笑)。自分のお店にプロジェクターを置いて、映像を作っておいて、その映像を流しながら音楽をかけて、自分の店だから内装も照明も全部完璧に切り替えて、これが俺が見る中で時代の一番最先端で、一番かっこいいことだよ、っていうことをやってる。
★そうなんですね。
T:それともう1つの極みがこの"WE LOVE MUSIC"なんです。日本に帰ってきてからずっとやってた一つに向けたエネルギーじゃなくて、僕は一緒のことを継続するのが嫌いだから。どうしても発展させたいって思った時に、じゃあ自分がどういう感じで発展させていけばいいのか、っていうことの結末がその2つにあって。
★最先端的な打ち出し方をするお店でやってるイベントと、"WE LOVE MUSIC"ですね。では"WE LOVE MUSIC"はどういうイベントなんですか?
T:"WE LOVE MUSIC"はね〜・・・"愛"ですね(笑)
★(笑)"WE LOVE MUSIC"って言うくらいですもんね。
T:愛ですね〜。仕事になっちゃうと気持ちが屈折していっちゃうんですよね。仕事やってる人、遊びにいってる人、今調子のいい人、調子の悪い人、流行ってる業界、流行ってない業界、やりたいことやってないけど流行ってる人、やりたいことやってるけど流行ってない人・・・みんないろんな感情がそこに入り交じって、情報が行き来しちゃって、羨ましいって思っちゃって。やってる人は「いいでしょ?」って思ってもビジネスとしてやってたら後ろめたい気持ちもあって。屈折しちゃう。まあどうなんだろう。屈折しないのかな、コアな人達は。俺はまだ1周もしてないからそこにいるんですよ。一瞬屈折しかけた時があったんですよ。このままずっと一緒のことを繰り返して行くのかな、って自分の中でフレッシュさが無くなった時があったんですよ。その時にね、音楽に対してもファッションに対してももちろん人に対しても、そのことに対しての愛っていうかね。愛っていうとすごい人みたいだけど、そこに対して"LOVE"が無かったら意味無いじゃん!!みたいなことを思って。それで"WE LOVE MUSIC"って。今回は1回目だけど、1年間に1回やっていきたいんです。今はBLACK BEATZ BOXの芳岡君、それとNYXやってる無界くんと3人でやってるんです。それがもっといっぱいになったらいいな、って思ってるんです。音楽やってる人がたくさん集まって、1年に1回に毎年やって、他のクラブでやってる人と「一緒に音楽やってるし、チケット一緒にしようよ」とか。"WE LOVE MUSIC"のチケットで他のクラブも回れるようにしていいし。"WE LOVE MUSIC"だから。僕がずっとやってきた一つのカタチだから。来年はそういう感じでやっていきたいし。今回はマザーホールっていう規模でしか出来なかったけど。いろんな人が入ってくれて一緒にやっていって大きくなって行ければね。アーティストじゃないイベントにしたいんですね。フジロックみたいな。お祭りみたいなね。
★今回はDJ シャドウとかビッグネームなんでアーティストを見に来るイベントになるかも知れないけど、最終的には"WE LOVE MUSIC"っていうもの自体に遊びに来て、新しい音楽とか人に出会ってくれれば、っていう感じですか?
T:そうだね。今回はテクノの切り口だよね。まあシャドウはアブストラクトヒップホップだとしても他の面子を見るとそうでしょ。今回は会場が一つだけど、次はブースが2つだとか、違う場所が加わってくれるのであればね、もっとアーティストじゃない部分も見せれるんだろうけど、今回はこれが限界っていうか。でもここから始まることだし。
★でもシャドウ見に来た人がテクノのアーティストに出会う、っていう価値はそこには生まれますもんね。
T:うん。で、日本人のDJも面白いしね。個人的にはジョージ(大阪サファリ)とかファンなんですね。そういう人とかにやってもらいたかったんだけど、どうしても会場が1個だからまとまらなかったんですよね。それは変でしょ。もっと他のクラブと一緒に一つの記念日したいですね。それで祭日を選んだし。その日は満月じゃないと思うんだけど、昼と夜の時間が一緒だし。「それがどうした」って言われるとそうだけど(笑)。そんなことを考えて"WE LOVE MUSIC"はやってますね。来年はもっといいものにしたいし。
★なるほど。
T:絶えずリアルに感じれる何かをみんなに伝えれる人間でありたい。イベントに行っても"WE LOVE MUSIC"では都会の中での当たり前って言うか?そういうモノを感じられるようなことにしたい、すごいいっぱいの人が生活してんだよ都会って。知らない人間が一緒の音楽、一緒のビートで盛り上がってる。でもその中に昔からある、音楽が流れてて、そのビートに対してノッちゃう動物としての本能って言うか。まあそんなことを考えながらやってるかな〜。俺は。
★そうですか。では"WE LOVE MUSIC"に遊びに来ようと思ってる人や今後音楽業界を目指す人に何か伝えたいことがあれば。
T:"WE LOVE MUSIC"はとりあえず〜・・・「WE LOVE MUSIC!!」
★(笑)
T:俺たちみんな音楽が好きだ、っていうそれ以外はいらない!!音楽好きだったら来て、って感じ。まあ"WE LOVE MUSIC"は、ここでしか感じられないモノが絶対あるから。で、みんなが来てくれたらここでしか感じられないモノが一人一人変わっていくし、自分たちが上れて、来てくれたみんなが上がってくれたら僕も上がるわけで。僕が上がったらスタッフも上がるし。スタッフが上がってたらDJも上がるし。DJが上がってるの見たら来てる人も上がるし。来てる人達が「音楽好き!!」っていう感じだったらDJも「音楽やってて良かった」って思うだろうし。それ見てたら僕も音楽好き、って思うし。そんな感じで"WE LOVE MUSIC"でありたい。って上手いことまとまったかな(笑)