NAPPIE

NAPPIE
http://www.nappiethang.com
下記のイラスト・デザインの制作を承っております。
■ mix tape・mix CD jacket
■ 似顔絵つき名刺
■ ロゴ・キャラクター
■ 店舗看板・ポスター
■ イベントフライヤー・広告
■ ウェブサイトの イラストカット
大学行ってる頃からブラック・カルチャーに傾倒していったから、自分が知ってるバックグラウンドのものを描きたいっていうのはありましたね
★今でも外人さんと喋ったりとかは全然大丈夫ですか?
N:いや、大丈夫ではないです。映画とかをよく見るし、音楽も聴くので、聞くことはできるんですけどね。外人の友達がおって会話には参加できるんやけど、「これ言いたい!!」って思った時に・・・(言葉が)出てこんかったり(笑)。でも、みんなそれでも聞いてくれますし、その子らも言葉で大変な思いしてるやろうし。分からんときは、「それ何言ってんの?」って言えば済むことやと思いますよ。
★はっきり意思表示しないとだめですね。
N:留学してた時に一度大変な目に遭いかけましたね。さっき話した寮が主催したイベントがあって、ラジオのDJやってる黒人のおっちゃんと一緒に行って、あたしは手伝いやからそんなにやることもなくて、踊ったりして盛り上げてたんですよ。ほんなら、(外人の学生に)「君は面白いから上で一緒に飲もう」って言われて。ほんで上に行ったらもうパーティ状態なってて、お酒飲んでたら一気飲み大会みたいなのが始まって。チューブで飲むんですよ、向こうは。ほんでジョウロみたいなので流し込んで、「READY GO!!!」って合図でシュワーって流れてきて。でもあたしお酒強いんですよ(笑)。で、どうもそれでお酒飲ませて、正気なくさせてヤッてまえ、みたいなことやったらしくて。でもそれに気づいたんで「ん? なるほどそういうことか」って思って「じゃあ、あたし帰るわ!」って言って帰ったんですよ。
★怖いですね、それは。まぁ日本でも同じようなこと(※早大のスーパー〇リー事件)がありましたしね。
N:そうそう、ありましたね。
★留学先から帰ってきてからはどんな感じでしたか? Intorductionには地下鉄にも乗れない、みたいなことが書いてありましたが(笑)。
N:そうなんですよ(笑)。向こうは田舎で空がきれいで、都会じゃないからもう見渡す限り空なんですよ。よく一人で芝生に寝っ転がって本読んだりしてました。それがずっと脳裏に焼きついてて、日本に帰ってからは人ごみがもう無理、って感じになってました。学校行きたい気持ちはあるんやけど、それまでが大変で。
★なるほど。そんなに差があったんですか? 留学時代と日本に戻ってきた時とでは。
N:うーん。自分の中ではあったみたいですね、それが。空気もきれいやったし。
★今はイラスト描いてはるんですけど、描こうって思った時期っていつ頃なんですか?
N:常に(笑)、です。小学校の頃から絵と詩はよく描いてたんで。でもそれで食べていこうと思ったのは、宝石の会社で働いてる時にDegital Hollywoodっていう専門学校に行ってる子がおって、その子の家に遊びに行った時にあたしが絵が好きなのを知ってるから、その子に「やったらいいんちゃう」って言われて。「ああ、こういう方法もあるんやな。ほんなら決めた!」ってそこで思いました。会社もいつか辞めるつもりやったから、その時にDegital Hollywoodの入学金も払ってパソコンも買って。
★なるほど。で学校の方は半年間行ってたって書いてあるんですけど、そういうコースがあるんですね。
N:そう。週に一回しか授業がなかったです。一日に一コマだけのクラスで、社会人の人とか、大学生でダブルスクールで来てる子とかもいましたね。クラスの半分は来なくなりましたけど(笑)。半年でも入学金は結構かかったんですけどね。
★卒業制作で2000年の大阪校Mac総プロ準グランプリっていう賞をもらわれてるんですが、もうこの当時から今描いてるようなイラストの感じのものを作っていたんですか?
N:そうですね。大学行ってる頃からブラック・カルチャーに傾倒していったから、自分が知ってるバックグラウンドのものを描きたいっていうのはありましたね。
★なるほど。じゃあ、専門学校入る前からイメージとしてこういうものを描こうっていうのがあったんですね。
N:うん、そうですね。宿題とか課題とかも今描いてるイラストの感じのものを出してました。でも一番最初の課題のときはボロクソに言われましたね(笑)。めっちゃふざけたやつを描いて。それであたしに火がついて。私の先生がすごくいい先生やって「自分のバックグラウンドを大切にしたものを創っていくと、認知されやすいし、自分の好きなものだったらとことん突きつめられるから」って言ってくれましたね。
★NAPPIEさんが当時描いてたイラストが、自分でも他の人と比べて変わってるな、っていう感じはありましたか?
N:うーん、そうですね。ガールズ系のイラストとか描く人が周りに多かったですね。今ではグラフィティとか流行ってて描く子も多くなりましたけど、その当時あんまりいてなかったのもあるし、自分が描いてるのを他の人が見てもよくわからへんっていうのもあったんで、さみしい部分もありましたけど、反対にそれを自分の仕事としてやるんやったら、やりやすいんちゃうかなっていうのはありましたね。
★確かにそうですね。やってる人が少ないっていうのは、ある意味ニーズがあるっていうことでもありますよね。で、卒業されてからはホームページ立ち上げられて、そこでイラストの依頼を募るっていうかたちで今までやってこられたと思うんですが、こういう形での仕事の依頼の募り方っていうのはいつ頃から考えていたんですか?
N:最初からですね。外回りの営業をする気がないっていうのもあったし(笑)。ウェブサイトでできるんやったらお金かけんでもできますし。それと私は絵だけじゃなくて、音楽や黒人の歴史や文化を含めた全部を楽しんでもらえるものとして提供したいっていうのがすごくありましたね。自分で自己満足で絵を描くのはあんまりしなくて、どっちかというと誰かに頼まれて描く方がやっぱり好きです。そういう(黒人の歴史や文化といった)バックグラウンドも分かってるんだよ、っていうのを醸し出しつつも、友達感覚で「こんなんどうですか?」みたいな感じで(笑)。
★NAPPIEさんのホームページは結構見応えあるなぁっていうのは感じました。絵も面白いし、いろんな音楽や映画も触れてるし、ブラック・カルチャーがすごい好きなんやなぁっていうのが伝わってきますね。
N:ありがとうございます(笑)。ホームページ立ち上げて2,3ヶ月後ぐらいに依頼が来て、当時はホームページがまだ中途半端やったんで、今みたいに自分の中で仕事の流れとかを掴んでなかったです。最初に依頼してくれた人たちとは今でもやりとりはありますね。
★なるほど。ちょっと音楽の話に戻りたいんですが、NAPPIEさんが宝石の会社にいた頃によく聴いてたものとか教えてもらえますか?
N:ピート・ロック、ファーサイド、ギャング・スター、A.T.C.Qとか。プリモも聴いてましたけど、どっちかっていうとプリモ派よりもピート・ロック派でした(笑)。今でもあたしぐらいの年代の人は最近のよりも90年代の方が好きっていうひとは多いですね。50セントとかブリンブリンなのもいいと思うんですけど、90年代に既にそういうのを経験したっていうのがあるので。ファッションとかでも、そっち系やったらそういう格好しとかなあかんのちゃうの、みたいな風潮もあったりして。そういうのはちょっと違和感ありますね。

★海外はあんまり僕は行ったことないんですけど、ビデオとか見ててもアメリカの人たちはクラブに行く時とかでも割と普段着が多いですよね。
N:そう。だから(日本人も)もうちょっとナチュラルでいいやん、って思います。その音楽が好きやからクラブ行くんであって。例えばこのダンスが流行ってるから、それをやるんじゃなくって、好きな音楽やったら自然と体が動くもんやん?って思います。
★確かにそうですね。ではまぁ最後にNAPPIEさんから、これからイラスト描いていきたいっていう若い人たちにメッセージがあればお願いします。自然体で(笑)。
N:えぇー!(笑)、あんまりエラそうなこと言えないですけど、型を気にしすぎる人が多いかなって思いますね。やっぱり同じものを作ってても楽しくないので、「違うことやってみようかな」っていう風に思う人がでてくればいいかな。見る方も、「それじゃないとダサい」っていう感覚は良くないと思います。違うことをやる人がでてきても、その子はその子でリスペクトしてあげるっていうのも必要ちゃうかな、って思いますね。
★わかりました。そういう子が出てくるといいですね。今日はどうもありがとうございました。