森田一誠 a.k.a dj colaboy (SUPPON RECORDS)
森田一誠
4/21
TSUTAYA西院店 リニューアル!!
<SUPPON RECORDS リリース情報>
「KAZE feat.GEBO」
/Earmadder(12inch)
04.29 release
『consomme』
/ART OF VIBES
6月末 release
『Furytales』/Earmadder
07.07 release
http://supponrecords.net/
<LIVE JUNK06>
5/13
13:00-21:00
adv:3000yen day:3300yen
@京大西部講堂
<act>
why?(anticon)
limited express has gone?
ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たち
降神
idea of a joke
EarMadder&GEBO feat.RAW,TAQUILACCI,ABNORMAL BULUM@
struggle for pride
DODDODO with DJ MIGHTY MARS
脳震盪
bed
鈴木祥子
LIVE PAINTING:戸田真樹(Temple ATS)
DJ:KILLER(La Mano Fria)
http://www.nishiki-ya.com/
メジャーなものはきっちりと置いていきながらも、その上で届けるべきところに知られざるアーティストのものを届けていきたいなぁとは思います
(前半はこちら)
★なるほど。じゃあツタヤの話はひとまず置いといて、スッポン・レコードの話を聞いていきたいと思います。森田さんはスッポン・レコードのスタッフの仕事もやっていると思うんですけど、これはいつ頃始められたんですか?
森田(以下M):レーベルの立ち上げの時からなんで、2年ぐらい前ですかね。確か2004年の5月か6月ぐらいだったと思います。
★レーベルの立ち上げにはどういった経緯があったんですか?
M:これはGEBOさんがずっと考えてたことなんですけど、実際にレーベルを立ち上げるという決定はGEBOさんがして、それである時メシ食ってたらいきなり電話がかかってきて、「スタッフやってくれへん?」って言われて(笑)。
★なるほど。ということは大分前からGEBOさんとは知り合いだったんですね。
M:そうですね。大分前っていうほど前ではないんですけどね(笑)。
★スッポン・レコードの方ではどういうかたちの仕事をされてるんですか?
M:営業が主ですね。それも(スッポン・レコードの)メンバー各々がやっているので、はっきり分担されてるわけではないんですけどね。後は売り文句を考えたりとか、宣伝用のやつを考えたりとかです(笑)。音に関することはノータッチなんで、それ以降の売るときに関係する部分全般をやったりとかですね。
★特にこういうヒップホップをやっていこうっていうコンセプトみたいなのはレーベルを立ち上げた時にあったんですか?
M:たぶん『SUBORBITAL WORKS』(スッポン・レコード第一弾のコンピレーション・アルバム)っていう題名が表しているように、“SUBORBITAL”、つまり軌道に乗れてない、あるいは軌道からはずれてるっていうのが念頭にあったんじゃないですかね。
★スッポン・レコードのサイトの方でみたんですけど、動物のスッポンのように噛みついたら離れないみたいな、そういうものを音楽として出していくということが載ってありましたね。
M:それはGEBOさんがテレビを見てた時に、バラエティー番組で芸人が誰かの指に噛み付いたのを見てひらめいたらしくて(笑)。「これや!」ってピンときたらしいです。
★:そういうところからアイデアが出てくるんですね(笑)。GEBOさんはちょっと前にカジカジの方でも紹介されてるんですけど、その中にはないようなことも聞いていきたいと思うんで、まずは森田さんから見たGEBOさんの印象っていうのを聞かせてもらえますか?
M:うわー、これは難しいですね(笑)。最初に会った印象はちょっと長くなるんですけど、PIPEっていうクラブで“波華横丁皿三昧”ってイベントがあったんですけど、これが今度の4月の下旬に「KAZE」っていう12インチのシングルを出すEarmadder(イアマダー)さんが主催してたイベントなんですよ。この人が昔“バトル・ヒップホップ・ボード”っていう掲示板をやってて、誰も知らんような海外のヒップホップのアーティストを紹介していたアングラでカリスマな人なんですよ、本人曰く(笑)。まぁ、簡潔に言うといち早くネットとヒップホップを繋いだ人なんですよね。後、ROCKETSであった“狼煙”っていうイベントにも行ってて、アンダーグラウンド・ヒップホップとエレクトロニカがかかってる感じで、クワイエット・ストームなんかも来たりしてまして。で、イルリメ君も両方のイベントに出てたんで、最初はイルリメ君を見に行ってたんですけど、そこで初めてGEBOさんを見て、「すごいラップをする人がおるなぁ」って思って。それでしばらく両方のイベントに通ってたんですよ。この“狼煙”っていうイベントはいち早くECDを呼んだイベントで、早い時間やと客が2人しかおらんような状態でイルリメがライブしてるような、贅沢なイベントでしたね(笑)。
★マジっすか(笑)。
M:ええ。確か2002年から2003年ぐらいの間にやってたと思います。当時は「こういうヒップホップのシーンがあるんやなぁ」っていうのが驚きで、“波華〜”も“狼煙”もしょっちゅう行ってて、そん時ぐらいからGEBOさんにも顔覚えられてましたね。その後にI to Iでやってた“DESHIVANIQ(デシバニック)”っていうイベントがあって、それに今のシーラカンスの子らと一緒にアート・オブ・バイブスもライブしてたんですよ。で、GEBOさんは多分僕を、「”波華〜”と“狼煙”だけ来てたから、イルリメを目当てにくるお客やな」っていう風に思ったと思うんですが、僕は“DESHIVANIQ”の方も見に来てたから、「ああ、これは俺ら(アート・オブ・バイブス)を見に来てんねんな」っていうことで、GEBOさんに声かけられたんですよ(笑い)。そこからのつながりですね。
★その当時森田さんが見たMCの中では、やっぱりGEBOさんは衝撃でしたか?
M:そうですね。あんな早口で、なお且つ聴き取れるラップは今まで聴いたことがなかったんで。この“DESHIVANIQ”は今のLibra recordsの太華さんが始めたイベントで、その後太華さんが東京に行ってしまったので、そっからアート・オブ・バイブスが引き継いでやったイベントなんですよ。
★なるほど。スッポン・レコードはこれからも関西を拠点に活動していく感じですか?
M:そうですね、多分。多分というか(笑)、そんな感じです。

★わかりました。では、ちょっとツタヤの方に話を戻しますね。森田さんが任されている販売用のコーナーを、改装後はこういう風にしていきたいっていうビジョンとかはありますか?
M:そうですね。メリハリをつけるというか、メジャーなものはきっちりと置いていきながらも、その上で届けるべきところに知られざるアーティストのものを届けていきたいなぁとは思います。徐々にジャンルの枠もなくなってきて、例えばモロにBボーイの人がオリーブ・オイルを買っていったりとか、そういうのを見てると楽しいなぁって思いますね。
★確かにヒップホップの中でもカテゴライズされてきた部分があると思うので、そういう交流があるのはいいですね。
M:マグマMC’sのRyuzo君の下でやってるようなBボーイの子らも、アンダーグラウンドのアーティストのCDに興味を持ってくれて買っていったりしますね。そういうのを見るのも面白いです。まだまだやれることはあるんじゃないかと思いますし。後はいろんな各地の先鋭的なアーティストを紹介していきたいですね。前にオリーブ・オイルのレーベルに電話して、「直接取引させてください」って言ったら向こうの人が(お店のことを)知ってるよって言ってくれて(笑)。
★森田さんの中で今一番気になるアーティストは誰ですか?
M:誰でしょうね。ROMZのスタッフでタカラダミチノブ君っていう子がいるんですけど、横浜でDJやってて、事あるごとに僕は推してますね(笑)。ROMZの中にミックスCD専門のレーベルでHONCHO SOUNDっていうのがあるんですけど、そこからタカラダさんのやつが出てまして。後、気になるのは東京の方で“CHAMPION BASS”っていうイベントがありまして、そこのJAHTOMEっていうDJの人のミックスがすごい良かったですね。みんなミクシィでマイミクになってもらってる人なんですけどね(笑)。ジャンルで言えばドラムンとかジャングルなんですけど、トランシーな感じで面白いです。ヒップホップとは関係ないですけど(笑)。アンダーグラウンドのヒップホップを入り口にして、他のジャンルのミックスCDも聴いてもらえたら面白いかなって思います。
★これからツタヤ西院店で働く若い人に向けて、森田さんの視点でこういう子が来てくれたらいいなぁっていうのはありますか?
M:難しいですね(笑)。あんまり趣味性ばっかり出しすぎてもあかんし、バランスが大事やと思うので、他のジャンルのことも勉強したりした方がいいと思いますね。ちょっと商売っぽい話になりますけど、店を改装したのも団塊の世代がリタイヤするということで、そういう定年を迎えた人に向けてああいうシックな感じの店に変えたんですよ。そういう人達を相手にするには相当勉強しないとあかんし、またその人達にもヒップホップを聴いてもらえるように自分たちも勉強していかないとだめやと思いますね。
★異色な品揃えの店ではあっても、しっかりと時代の流れも敏感に取り入れながらやっていくって感じですか?
M:僕ももちろんスタンダードなものを提供するのも大事やと思うんですけど、お客さんにそれとはちょっと違うものを聴いてもらいたいなぁとも思うんで、試聴機に変わったものを入れたりして、ちょっとでもひっかかってくれれば面白いですね。でもそのためには自分が日々いろんな音楽を聴いたり、勉強しとかないとできないと思いますね。
★では最後に、改装後のお店のアピールをお願いします。例えばここが変わったとか、ここを注目してもらいたいとかいうのがあれば何でもいいので。
M:そうですね。店を改装して1週間ぐらいは毎日朝からずっと売り場を作ってましたね。で、ありがたいことにヒップホップの売り場をかなり広げてもらって、売れ筋の商品とアンダーグラウンドのものとのメリハリをつけれたんで、今のコーナーは他の店にはない品揃えになってると思います。ぜひ見に来てもらいたいと思いますね!