DJ GEORGE
every 2nd friday OSAKA SAFARI@GRAND CAFE
何よりもDJとしての信頼、音楽家としての信頼をまず作らないとあかん
★大阪サファリに関してはいつからですか?
G:大阪サファリはちょうど3年前ですね。DJ下拓との出会いは高校の時くらいで。ちょうど俺が夜ミナミをうろうろしてる時にあいつもうろうろしてて。そこからの流れで繋がった。あの時に頑張ってすごくいい人材に出会って、お互い高め合ってね。昔やってるから自信もあるし、昔からやってるやつはドンドン辞めていくでしょ?音楽業界って現実見たら厳しいところもあるから。それでも残ってるやつらは「助け合っていこうぜ」みたいな良い仲間になってる。やっぱりやってて良かったな、って思いますけどね。
★大阪サファリって大阪でも有数のたくさんお客さんが入るイベントやと思うんです。でも始めた時はそうでもなかったんですか?
G:いや、もうね、満を持して作ったパーティーで。俺がいたDOBERMAN INCグループが丁度デビューした後で日本全国で話題になってた時やったし、昔にイベントやってた仲間が繋がってDOBERMAN INCが出来たんです。DJ3人とラッパー5人で。それが丁度グンっと上がって。下拓も丁度フラットの店長で関西で知名度をガッチリ掴んだ所で「そろそろやろか」っていう感じでやったから、1回目からパーティーのノウハウもそらなりに分かってたし、サポートしてくれる人間も街にいてたし。だから1回目から700人くらいは入った。
★そうなんですね。
G:そこからずっとです。「これ以下はいったらあかん」って。やっぱりレギュラーパーティーの欠点があって、1回目はやっぱりすごく良いんですよ。で、2回目もまあまあ良いんですよ。3回目がまあ良いんです。4回目で駄目になるんです。
★そういうのは多いですね。
G:そこを絶対右上がりでやっていこう、って思って。「1回目良かったな〜。でもあかん所もあったよなー。」とか言いながら、そこを絶対やっつけて。
★例えば具体的にこういう工夫をした、みたいなのはありますか?
G:まあ何せ街中を噂にするために、まずはほんまに鬱陶しいくらい宣伝しましたね。1回目で後パブの宣伝で雑誌とか呼んで。だから1回目ですごく噂になったんです。「あのイベントですごい人が入りました」みたいな感じで。雑誌とかってちょうど2ヶ月後くらいに出るじゃないですか?だからイベントの2ヶ月後にはどの雑誌みてもサファリが出てる、みたいな感じにしました。
★なるほど。
G:そうなると雑誌見て俺らのコネクションに無い人とかも来てくれるじゃないですか。そういうのと上手いこと混ざり合って。そろそろ落ち着きそうやな、って思った時に次はラジオ出演したり。そうやっていろんな所で情報をながせるようにしました。フライヤー配ってるだけやったら来るお客さんが限られてくるんでね。ラジオやったらラジオ聴いてるお客さんが来てくれるかも知れへんし。雑誌やったら雑誌見てる人が来てくれるかも知れへんし。
★そうですね。
G:後は宣伝エリアがアメ村だけやったのが、梅田に広げたり、そこから神戸、京都、って広げたりして、それを段々あたりまえにして。
★戦略的にやってたんですね。
G:そうなんですよ。でも最近はちょっとダレ気味やったんでこの周年でちょっと気合い入れ直そうかな、って思ってるんですけど。任せっ切りにしてしまったんですよ、俺らが。ある程度作り込んだから、後はスタッフ抱えて「やっといてね」みたいな感じにしてたから、3周年なんでもう一回気合い入れ直したいですね。
★なるほど。
G:僕は頭が良いわけじゃないから思い付いたことを全部やる、っていう感じですね。
★じゃあ大阪サファリは今後も続けていくんですね。
G:そうですね。もちろんいつかファイナルっていうのはあるとは思うんですけど、思いっきり右上がりの状態で辞めたいな、っていうのはあるんです。
★それ以外で今後の展望みたいなのはありますか?
G:まあ俺は展望を先に言ってしまうと上手いこといかへんことが多いんです。黙ってて上手くいくことが多いんでね。ジンクスなんですよ。
★そうですか。じゃあ辞めておきましょう(笑)。
G:あんまりベラベラと「絶対これやるから!!」とか言うてしまうと、ねぇ?
★言うことで満足しちゃったりしますもんね。
G:そうそう。沸々とね。
★あ、心の中には展望はあるんですね。
G:そうですよ。
★色々考えた上で行動を起こす派なんですね。
G:う〜ん、なんかね、ふとした時に思い浮かぶんですよ。例えば「あれがしたい」って思ったらそれをするまでに逆算していったら、まずこれをせなあかん、次にあれをせなあかん、っていう逆算をしますね。そしたら勝手に計画が出来るんでね。
★そうですね。でもそういうのってよく言いますけど、実際は中々難しいですよね。
G:そうですね。僕は信頼出来る仲間がいてるんで、そいつらだけには伝えるんですよ。で、共に行動してもらって。僕がアイデアを立てれば正しい道筋を立ててくれる仲間がいるんで。
★そうですか。ではパーティーをやりたい子、高校生なんかでDJを始めたい子なんかに何かメッセージがあれば。
G:高校生だけとは言わず、20、21、22とかのDJに言いたいんですけど、まず挨拶が上手いやつが多いから、何よりも名刺を持ってこい、と。でかいパーティーをやりたい、とか言っても、いろんな子と喋ったり一緒に遊んだりするだけじゃ出来へんし、何よりもDJとしての信頼、音楽家としての信頼をまず作らないとあかんから。性格悪くてもいいから。良い音楽を提供してくれたらそれで良いと俺は思ってる。なんぼ生意気でも良い音楽作ったり良い空気でDJやってるやつっていうのはやっぱり分かるから。そういうやつと出会いたいな、と思いますね。
★じゃあミックスCDとかテープとかドンドン持ってきてほしい、ということですか?
G:そうですね。最近CDとかもたまにもらうんですけど、どれも一緒っぽい。ヒップホップの醍醐味っていうのは今の時代やと特に分かりずらいと思うんです。やっぱりヒップホップはすごくクールなものやし、ストリート感がしっかり出るものやし。コンセプトはそれぞれ違うとは思うけど、音楽を通して自分の考えとか雰囲気とかをちゃんと伝えれるDJ、ラッパーじゃないと駄目ですね。
★中々そういう人は出てきませんか?
G:出てこないですね。
★オーバーグランドな所でもヒップホップと言っていいのか分からないようなモノが流行ってますしね。
G:うん。今もし売れ線をやってたとしても、売れ線だけしか知らずにやってる人と、昔からのルーツを知っててやってる人との違いっていうのはかなり大きいから。いつかメッキが剥がれてくる時もあるし。メッキを剥がそうとされようとしても自分をちゃんと持ってたらいいと思うし。ほんまにね、上がっていくともっと厳しい状況になると思うんですよ。叩かれることもあるやろうし、いろんな所に放り込まれたりもするかも知れへんし。そんな時に情けない所を見せられへんから。だから俺ももっともっと勉強していきたいし。
★なるほど。
G:サヴァイブですよ。
★サヴァイブしていかないと駄目ですね。
G:色々喋ってても自分の中でも「あれ?今の違うかも?」みたいなのもあったんですけど(笑)。まあDJは何にせよ、「こうしたらいいんちゃうかな」って思うことは全部やっていったらいいと思う。
★高校時代のジョージさんのように、ですね。
G:そうですね。テープを作って誰彼無しに配って「仕事くれ!!」って。そのスタイルで来てくれる子がいれば僕はめっちゃ上がりますよ。「何年ぶりやねん!!」って(笑)。「CD作ったんで聴いてください」だけじゃなくて、さらに「仕事ください!!」って言ってくるような人に出会いたいな、って思いますね。
★じゃあこれを呼んでビビっと来た人は是非ジョージさんの所へ(笑)
G:そうやね(笑)。ちゃんと面倒みれるかな(笑)。自分のこともようやれてないし、
★まあでも本当にミックスなんかを作った場合は持ってきてほしい、ということですね。
G:はい。それはほんまに聴きたいですね。いろいろみんなでおもろいことやれたらいいなとおもうし、でも僕の仲間も中々厳しくてね。基本的には4人いてるんです。一緒に仕事してる人間が。トラックメイカー2人、ラッパー1人、それと俺と。その4人で基本的に動いてるんですけど。みんな厳しいんですよ。僕が「あいつとか最近一緒につるんでるしそろそろ一緒にやったらいいんちゃう?」とか言うんですけど周りのやつは「まだあかん」とか(笑)。
★(笑)それを超えて一緒にやれる人を待ってるわけですね。
G:やっぱりタフなやつがね。タフっていうのが一番大事ですね。やりたいことやるなら人一倍頑張らなあかんから。フットワークも軽くないとあかんしね。パパパっと動き回れる頭と体力が無いとあかんと思います。それは何にでも言えることやと思うけど。
★分かりました。今日は本当にありがとうございました。
G:こんなんで良かったんかな(笑)