DJ GEORGE
every 2nd friday OSAKA SAFARI@GRAND CAFE
回せる場所があったら次の日に学校があっても試験があっても絶対回しに行ってました。
毎回関西の音楽関係者に音楽のと出会いから現在に至るまでをじっくり聞いていくこ のコーナー。今回は前回のクレオパトラのTakefumiさんからの紹介で、この度3周年を向かえたモンスターパーティー、OSAKA SAFARI等でお馴染み、大阪のヒップホップシーンを牽引していく若兄貴、DJ GEORGEさんです。高校時代にターンテーブルに出会ってからヒップホップ街道をまっしぐら。今後も大阪のヒップホップシーンを熱く盛り上げ続けるで あろうDJ GEORGEさん。その行動力の裏には何があったのか?そして彼は今、何を見ているのか?じっくり聞いてきました。
★まずが音楽との出会いから聞かせてもらえますか?
GEORGE(以下G):僕が幼稚園の時に従兄弟の兄ちゃんがマイケルジャクソン狂やったんです。『スリラー』のアルバムが出たばっかりの時で、僕もメイキングビデオから、PVから、映画の『スリラー』も見て。それでマイケルジャクソンにはまって。マイケルジャクソン大好きな少年やって。それをずっと追いかけていきましたね。基本的にブラックミュージックが好きやったんですけど、マイケルジャクソンとか、ジョージマイケル、ベビーフェイス、あとは白人なんですけどワムとかね。ああいう洋楽が大好きやったんです。
★それは幼稚園の時からですか?
G:はい。
★マジですか?
G:マジで。幼稚園のカバンにもマイケルジャクソンの刺繍を入れたりしてて(笑)
★すごいですね。じゃあ周りの友達とかと趣味は合わないですよね。
G:もちろん。みんなには「ダサい」って言われてましたけどね。
★ああ、逆にね。
G:小学校はそのままマイケルジャクソンも好きやったけど、みんなに合わせてB'zとかサザンとかも聴いてたんですけど、中学校の頃からスケボーを始めて。スケボーをやってるとハードコアパンクとヒップホップを聴くようになったんです。ストリートのBGMとして。
★なるほど。
G:そこから近所の兄ちゃんがターンテーブルを持ってて。それにすごい衝撃を受けて。それでアルバイトして1ヶ月目の給料でターンテーブルを買って、そこからずっとやってますね。
★ターンテーブルを買ったのはいつですか?
G:16歳ですね。もう9年目ですね。
★その頃って周りの友達はDJする子よりバンドする子の方が多かったんじゃないですか?
G:いや〜、何かね、中途半端なDJが多かったんです。メロコアDJとか。ヒップホップは全然流行ってなかったから。僕はめっちゃクールなやつやと思われてました。根暗な(笑)。メロコアイベントがすごく流行ってたんで「ヒップホップのパーティーするから来てや」って言っても「え〜、ヒップホップやろ?よう行かんわ〜」って。そんなん言ってたやつが最近は「ゲストで入れてや」ってみんな言うてきますからね(笑)
★そうですか(笑)。スケボーに出会ったことが大きかったようですね。スケボーを始めたきっかけは何かあるんですか?
G:何やったんやろう。中学のころ結構暇してたって言うか。結構遊んでたんでね。近所にスケートショップがあって、そこが夜中までやってたんです。そこに溜まってたんでね。ただ溜まってるだけよりは「あれ楽しそうやしやろうや」みたいな感じで。「ダラダラするよりあんなんしようや」って。で、スケートのビデオとか見るとヒップホップとかパンクとかガンガン鳴ってるんですよ。
★そうですね。では高校の時にターンテーブルを買ってそこからはDJ道をまっしぐらなんですね。
G:そうなんです。
★その頃からヒップホップですか?
G:そうですね。ヒップホップはね、他にもたくさんジャンルはあるけど、すごく奥が深くて。ラップもやったし、ダンスも少し齧ったし。ヒップホップには常に新しいことがたくさんあって、本当に飽きないですね。大好き。
★ではスケボーをやり始めてメロコアとかハードコアにも出会ったけどヒップホップに断然惹かれたんですね。
G:そうですね。もちろん音楽は全般的に大好きです。R&B、ソウル、ファンク、まあ大体何でも好きなんですけど、最近はまたヒップホップを聴きまくってますね。自分の中でブラックミュージックの中でもブームがあって。3ヶ月前くらいまではソウルとかにはまってたんです。ミックスCDとかもノリで作ったりしてたんですけど、最近やっぱりまたヒップホップが好きかな。新譜がまた好きになりました。
★そうですか。では少し話を戻しまして、高校の時にターンテーブルを買って、ずっとターンテーブルと遊ぶ高校生活やった感じだったんですね。
G:そうですね。お金が少しでもあればレコードを買ってました。あの頃はかなりストイックでした(笑)。クラブになんとかただで入れてもらって、朝まで遊んで、僕は家が奈良やったんで、大阪の友達の家に泊まらせてもらって、そのまま高校行って、ていう。その頃はもちろんノーギャラで回せる場所があったら次の日に学校があっても試験があっても絶対回しに行ってました。
★じゃあ高校の時からそうやってクラブで回したりしてたんですか?
G:はい、もちろん。レギュラーもやってました。
★あ、そうなんですね。高校生じゃ中々自分でレギュラーパーティーとかやろうと思わないですよね?
G:そうですかね。まあ今はみんなそんなん思わへんやろうけど、僕はやりたいな、ってずっと思ってたから。ミックステープ作って、ヒップホップDJの醍醐味を全部詰め込んで。"スクラッチ"、"2枚使い"ってやっぱりヒップホップの醍醐味じゃないですか。あとヒップホップっていう大きな括りでその中にR&B的なモノ、レゲエ的なモノ、ソウル的なモノ、そういうのを全部入れて、そういうヒップホップの醍醐味がぎっしり詰まったテープを気合い入れて作って。それを服屋さんからクラブ関係者から何から何までドンドン渡して。「あの人紹介してくれ」とか言いながら。そういうのは全然苦じゃなかったですね。
★自分からアクションを仕掛けてたんですね。
G:そうやね。
★そういうのは一人で行くんですか?
G:うん、全部一人で。一人で店とか行って「俺こんなテープ作ったからかけてくれ」って(笑)
★なるほど(笑)
G:身の程知らずやったんです(笑)
★(笑)まあ確かに今思うとそれはあるかも知れないですね。でもすごい気合いですよ。
G:うん。すごい気合いやな、って思う。もうちょっと遅かったらやってへんと思うし。
★まあ若さ故の無謀な所もあったのかも知れませんね。
G:そうそう。
★じゃあ高校をそんな感じで過ごして、卒業後そうなさったんですか?
G:何かね、まあDJだけじゃ飯食われへんとか思ってたんで、理髪店か美容師やりたいな、って思ってたんでそういうのもやりました。
★そうですか(笑)。その間もずっとDJはやってたんですね。その後はどうしたんですか?
G:まあ運良くレギュラーの話が来たり、19の時に自分でミックステープをリリースして、大阪にあるレーベルと契約出来ることになって。まあそんなこんなでバイトも出来へんくらい忙しくなって来て。でもその分ギャラもそれなりにもらえるようになって来たから。まあそこのお金で次に回して行こうと思って。その頃DJでやっていこうって決めたんですけど。まあDJでやるって言うか、この関係の仕事でなんとか繋がっていくかな、って。もうドンドンいろんな人と出会うし、「これをやるためにはあの人と出会いたい」とか「あの関係の人と出会いたい」とか思ってると、何でか知らんけど出会うようになってるんですよね。
★そうですか。でもそれはジョージさんが頑張ってるからでしょうね。
G:そうかなぁ。「あの人が必要や」と思ったらそうい人に出会うようになってる。
★そうなんですね。では高校の時にやってたレギュラーパーティーはどれくらいやったんですか?
G:今も仲間は残ってますね。もちろんそのパーティーは続いてないですよ。その時やってたパーティーの流れで19くらいまで続いたんですかね。それが今一緒にやってるプロデューサーだったり。そういう出会いの場所でした。
次の日が試験でもDJをする。ミックスが出来れば街中に配る。もの凄いDJとしての向上心で学生時代を過ごしたジョージさん。その後信頼し合える仲間と 新たな動きを仕掛けていきます。後半も乞うご期待。