SLY MONGOOSE
SLY
MONGOOSE

『TIP OF THE TONGUE STATE』/SLY MONGOOSE
LOCARNO RECORDS
(http://www.locarno.co.jp/)
now on sale \2,940

「BAD PLUSE + WRENCH IN MY HEAD + THE GUNGOOSE
(12インチ)
LOCARNO RECORDS
(http://www.locarno.co.jp/)
now on sale \1,575円
Bass:笹沼位吉
Keyboards:松田浩二 Trumpet:外間正己
Drums:武村国蔵
Guitar:塚本功
Percussion:富村唯
ROCK・FUNK・REGGAE・DUB・HOUSE・AFRICANなどあらゆるリズムミュージックを雑食的に取り入れたグルーヴ狂インストバンド"SLY MONGOOSE"。2002年に7inch Vinyl2枚、12inch Vinyl1枚をリリースし、クラブ・DJなどからの圧倒的な支持とアナログ専門店での記録的セールスを打ち立て、2003年4月、満を持しての1st.ALBUM『SLY MONGOOSE』をリリース。外資系CDショップ・クラブ・音楽専門誌・ファッション誌など多方面に渡り話題となり、ロングランセールスを記録中。また、現在まで、5枚の7inch VinylとLP1枚をリリースし、全て店頭から姿を消している。
ライブも精力的に行っており、過去、SKATALITES、MAD PROFESSOR、HORACE ANDY、スチャダラパー・TOKYO No.1 SOULSET・SKA FLAMES・エゴラッピン・UNITED FUTURE ORGANIZATION、ZAZEN BOYSなどとの共演を果たしている。
2003年7月に、塚本功(Guitar)、富村唯(Percussion)が正式加入。新生SLY MONGOOSEとして、MINI ALBUM『DACASCOS』を2004年8月25日に発売。2006年2月にmule musiqより、「Snakes and Ladder」が12inch Vinylで世界発売予定。2006年3月8日に待望の2nd.Full Album『TIP OF THE TONGUE STATE』を発売。
6/3土〜4日 taicoclub
@ こだまの森(長野)
6/18日
house of liquid
@ LIQUIDROOM
8/5土〜6日 FESTA de RAMA
@ 瀬戸田町サンセットビーチ(広島)
今や真っ白なところからのオリジナルなんてものは無いから
スカタライツ、マッド・プロフェッサー、ホレス・アンディ、エゴ・ラッピン、ザゼン・ボーイズ、UFO、スカ・フレイムス。彼らがここ数年で競演してきた一部の顔ぶれだ。加えて、須永辰雄や瀧見憲司のミックスCDにも楽曲が収録されているという。この振り幅は一体どういうことなんだ!?
スライ・マングースは、90年代の東京クラブ・シーンを駆け抜けたバンド、クール・スプーンに在籍し、スチャダラパーや東京No.1ソウルセットのサポート・メンバーとしても知られる笹沼位吉が02年に結成した雑食系ダンス・ミュージック・バンドだ。レゲエ〜ダブという土台にハウス、ジャズ、ロック、ファンク、ヒップホップ、アフリカンなどなど、あらゆる音楽のエッセンス―特にブラック・ミュージックが多くを占める―が投げ込まれ、かき混ぜられ、化学反応を起こし生まれる、“ここにしかない”音楽で、ライブ〜クラブの両方から注目を浴びている。
その彼らがドロップした、待望の2ndアルバム『TIP OF THE TONGUE STATE』はもう聴いた? まず印象的なのはハウス的なリズムの打ち方、つまりイーブン・キック(=4つ打ち)が多い、という点。最もそれは笹沼自身が、LBネイションの頃からの仲間、東京NO.1ソウルセットの川辺ヒロシとフォース・オブ・ネーチャーのDJ KENTとともに“完全フロア対応”のハウス・ユニット=ガラルードとしても活動中、という流れともリンクしているのだろうけど。加え、ベース・ラインは狂暴的でさえある。そしてそのリズム隊を、ときに煽り立てるように絡んでくるトランペットやキーボード、ギターというメロディ・ライン、この両者のせめぎあいから生まれる強烈極まりないグルーヴこそが、彼らの真骨頂だ。
今回は笹沼位吉にそのアルバムのことを中心に話を聞いてきた。
―アルバム・タイトルであり、一曲目のタイトルでもある「TIP OF THE TONGUE STATE」とはどういう意味ですか? 直訳すると「舌の先端の状態」ですが。
笹沼 ド忘れ状態、というか、全然思い出せない状態を言うらしいんです。
加藤(LOCARNO RECORDS代表) 「舌先現象」っていう医学用語があるみたいで。TOT現象って言うらしいんですけど。頭でわかってるけど言葉がうまく出ない状態を言うみたいで。
笹沼 アホらしくていいかなって(笑)。
―前作『SLY MONGOOSE』から04年のミニアルバム「DACASCOS」を挟み、アルバムとしては三年ぶりとなります。そのあいだに塚本功(g)、富村唯(per)が加入し、6人体制となったことが大きな転機ではあるかと思いますが、影響はありましたか?
笹沼 ものすごいありましたね。自由度が増したというか。もともとその二人にもレコーディングには参加してもらってたけど、メンバーとなって始めてのアルバムで。前はオレがヴィジョンを明確に言って、その通りにゴリ押しで弾いてもらってただけだから。今回はファースト・インスピレーションの段階から音が出せた。「このバンドではこれをやろう」っていう個人個人の意識がはっきりしたというか。進化してますよ。
−「このバンドではこれをやろう」の“これ”っていうのを言葉で表すなら?
笹沼 なんだろ…。自分らもあんまりわかってない。メンバーも、みんななんでもこなせる器用なタイプではないので。基本的に「このメンバーでできることをやりましょう」って。オレ個人もそうだし、バンドもそうなんだけど、レコーディングして作品が出来た時点で、もう次に自分の理想がもう遠くにあるわけですよ。(理想は)どんどん先に行ってるわけですよ。だから一向に追い付かないというか。だからまあずっとやってるんでしょうけど。満足したことは一回もないですね。(音源は)作ってるそのときの記録。
―今作のヴィジョンはどういったものでしたか?
笹沼 トータルのヴィジョンは、最初なかったんですよ。序々に出てきた感じ。抽象的なことを言いながら作ってて。例えば「世界遺産みたいな壮大な大仰なメロディーで」とか。たぶん未だに何人かわかってない(笑)。一曲目なんかは、ヘリコプターのプロペラの「ブーン」っていう音みたいなギターを意識したりとか。
―基本的にコンダクトは笹沼さんが握っているんですね。
笹沼 初めの一歩は握ってる。突如降臨してくるんですよ(笑)。今や真っ白なところからのオリジナルなんてものは無いと思うんですよ。いろんな音楽を聴いて刺激された、自分のデータベースに残ってるものが、曲作りのときに突如変型して出てくるというか。オレらはジャンルの冠みたいなのがはっきりしちゃうと、そこでちょっと興味半減しちゃったりするし。「これ〜〜っぽいからやめよう」って。変な歪なものに惹かれるから。
インタビュー後編のアップは5/30です。引き続きアルバムのことを中心にフィーチャリングで参加するスチャダラパーやラブンタグ、オゾマトリのことなども聞いています。