ROK

元関西ストリート雑誌編集長。現在ロボット雑誌立ち上げプロジェクト中心メンバー。加えて21世紀型メディア創造中。渋谷のカプホで携帯盗まれました。番号変わりました。メモリゼロです…。ボクを知るみなさんrok2401 @ tiger.livedoor.comまで連絡くれたら最高です。
クラブ、ライブハウス〜データに負けない聖域としての価値〜
夏に突入以前。ある地方都市で評判のライブハウス兼バーにて。
もうずいぶん前から危惧していたこと、そして唯一残された聖域ついて思うところあり、 あるレコード会社勤務女子にぶつけてみた。
「CDというフォーマットというか…。音楽をソフト化してのビジネスってぶっちゃけ終わってるでしょ?」 「アーティストとか業界のみんなはライブを重視しているんじゃないの?」 と。
彼女いわく、「ライブ後にコピーしたCD−Rをアーティストに渡してサインをねだるファンまででてきた。アーティストは苦笑いしながらも、ちゃんとサイ ンしてたけどね」。
終わってる。
私ごとで恐縮なのだが、ファイル交換(P2P)、ipodなどのMP3プレイヤーの登場によって、 音楽の価値観を見いだせなくなり、興味さえずぶ濡れ状態で薄れてしまった。
“今まで夢中に必死に追い求めていた音楽が、突然貨幣価値ゼロのような錯覚に犯されたからだ”
神話性の崩壊。
非常事態だと思う。
iTune music storeも始まり、本格的に音楽メディアは改革のときを迎えた。
ダウンロード、ファイル交換世代のリスナーは、今後どのように音楽とつきあっていくのだろうか。
日本音楽著作権協会(JASRAC)などは、ipodなどのデジタル携帯音楽プレイヤーに、MDレコーダーなどと同様、音楽の著作権者などへの「補償 金」上乗せするなど、利用者が一定の負担をするべきだと主張し、圧力をかけ出した。
かき集めた金で奴らはきっと豪遊するに違いない。
また、興味深い研究報告をした慶應助教授がいる。 詳しくは下記を読んでいただきたい。
「WinnyはCDの売り上げを減らさず」ITmediaモバイル記事
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0503/29/news097.html
個人的な意見として言いたいのは、これはあくまでひとつの研究結果でしかない。
大切なのは音楽へのモチベーションだ。
さて、冒頭に書いた「唯一の残された聖域」とは、なんてことはない。 ライブのことだ。
唯一データへ変換できないライブは、音楽とつきあう上での最後にして最高の宝として、 その価値を今まで以上に重要視されていくことだろう。
データでどれほど大量の音楽をかき集めた奴より、 クラブ、ライブハウスで刹那のエクスタシーに浸った奴のほうが、なにかにつけて幸福に違いない。
聖域を聖域たらしめるのには、オーガナイザーでありアーティストであり、 そしてボクらひとりひとりの純真な音楽への愛情だ。
音楽を浴びる行為は太古より受け継がれるもの。
絶やしてはならない。