須永辰緒
須永辰緒
須永辰緒
(Sunaga t experience)
DJとして東京、大阪でレギュラー・パーティーを主宰し、また日本全国から海外まで飛び回る超多忙な日々を送る。MIX CDシリーズ 「World Standard」は5作を数え、ライフ・ワークとも言うべきジャズ・コンピレーションアルバム『須永辰緒の夜ジャズ』は、レコード会社8社から計16作のリリースを予定。国内はもちろん“SCHEMA”や“IRMA”などの海外レーベルのコンパイルCDも多数監修する。自身のソロ・ユニット“Sunaga t experience”として、アルバム3作を発表。最新作は『A letter from allnighters』(2006年 flower records)。多種コンピレーションの監修やアルバム・プロデュース、リミックス作品は延べ50作以上。"レコード番長"の冠を頂くシーン最重要人物。
<RELEASE INFORMATION>

Sunaga t experience
『A letter from allnighters』
(flower records) / FLRC-045 \2,709(tax in)
世のダンスミュージック・ファンを啓蒙し続ける、ご存知“レコード番長”こと須永辰緒のソロ・ユニット<Sunaga t experience>待望の3rdアルバムがついにリリース。3年の長きにわたり、展開中のジャズ・コンピレーション・シリーズ『須永辰緒の夜ジャズ』の流れを汲む、クラブジャズの新機軸。『ジャズのニューモードの提案』を展開する、オーセンティックなカヴァー曲から音響派とも呼応するモダンな曲、北欧のジャズ人脈とのリレーションシップと結実した作品等を収録。

『須永辰緒の夜ジャズ
〜Jazz Allnighters〜. 04 』
(東芝EMI)TOCT-25991
/ ¥2,600(tax in)
ばかりが熱く燃える深夜3時。このコンピレーション・アルバムはトーキョーの所詮JAZZ CLUBのフロアでの、言わばドキュメンタリー実況盤なのです。(須永辰緒)
<LIVE SCHEDULE>
●7/21(金)@舞浜 Club IKSPIARI
<DJ SCHEDULE>
●6/23(金)@代官山 Air
●6/24(土)@大阪 燦粋 sansui
●6/25(日)@広島 tribes
●6/26(月)@新宿 CLUB WIRE
●6/30(金)@渋谷 Organ Bar
●7/1(土)@熊本 INDIGO
●7/2(日)@舞浜 Club IKSPIARI
●7/7(金)@宮古島 musica bar、カリブの酒場 isla
●7/14(金)@渋谷 Organ Bar
●7/21(金)@舞浜 Club IKSPIARI
●7/29(土)@渋谷 Organ Bar
こんな機会を頂きありがとうございます。「振り返る」などまだまだ、というかもう死期も迫ってますが(呑み過ぎの為)取り急ぎ突っ走っております。大雑把ですが、しかも、本気で参考になりませんが…。ちなみにワタクシ、ショーペン・ハウエル論者ですの でこんなことばっか言ってますが音楽には真面目に取り組んできたつもりです。
■PUNK PETER AND TEST TUBE
BABIES/Pissed and proud
十代の頃からロンドンナイトに入り浸っていたのがDJキャリアの始まりです。当時のファン層でも割とマイノリティなのがOi
パンク。当時どうしてもピーターを観たくて単身ロンドンに行きました。結果は散々でしたけど、いい勉強になりました。今でもずっと好きで、当時買えなかった高価盤7インチを新宿に買いに行きます。たまにOiのコピーバンドもやってます。ところで、この人達どうしてサッカーボールを持ってるかと言うと、普通にフーリガンだからです。明快。
■ROCK LOU REED/The bells
もっと遡るのですが、初めて音楽を聴いて泣いたのがこの盤に収録の表題曲でした。単純で大げさなループが続く曲なのですが、徐々に積み重なる高揚感に泣けました。「積み重なる」と「高揚感」というのはある意味同義語だと思うのですが、この曲に関しては違います。聴いて頂けると分かる。…わかりますかね?ともかくこの曲に触れた事で音楽で一生食って行きたいな、と何となくぼんやり見えてきたアルバム。この盤は中学生の頃に購入したレコですが後に見つけちゃ買う、というのを繰り返し合計12枚ほど持っています。
■HIP HOP PUBLIC
ENEMY/Yo!bum rush the show
パンクのDIY精神を勘違いしつつ引きづり「日和った大人になんかならないぞ!」ブラック・ミュージックなんか「ケッ」っと思っていた若年時代、ランDMCのファーストと共に夢中になってしまったのがこのアルバム。このアルバムに出会わなかったら今のオレは微塵もありません。再構築の美学はデ・ラ・ソウルも同じですが、何より真摯な啓蒙と言葉が漲(みなぎ)っています。当時某音楽紙でこのアルバムを評し「1点」(もしかしたら2点)が付いていましたが、日本の音楽評論の脆弱さと貧困に愕然としたことを覚えています。
■JAZZ BENT AXEN/BENT JAEDIG
6-5-4-3/Let's keep the message
収録の『To
iskol'hof』が今ライフワークともいえるコンピ・シリーズ「須永辰緒の夜ジャズ」の大本命。トランペットにアラン・ボッチンスキーを加えた、最強コンボによるデニッシュきっての名盤。インテリジェンスに裏打ちされた極めて質の高い演奏に、青白い炎がメラメラと燃えてます。この曲を聴いた瞬間に夜ジャズのコンセプトがパパ〜っとはっきりとした形として浮かび上がってきました。フロア発信のジャズ啓蒙としてのアイコンとなる曲かも。
■沖縄民謡 登川誠仁/ハウリング・ウルフ
ジャズと並んでここ10年くらい追い続けているのが民謡。沖縄から奄美くらいまではケアしつつ、好きが高じて三線まで始めたくらいです。基本は国際通り近辺の時計店やゲット・ハッピー・レコードで今でも普通に買う事が出来る7インチがメインですが、手に入り易いものでこのCDを。戦場となりアメリカの占領下となった沖縄を振り返る名曲『戦後の嘆き』では「私は誰も恨みはしない/ただ、戦争を始めたる者だけを恨む/私は戦争を恨む」という詞に胸を打たれます。一方でトライバルな演奏スタイルの陽気なカチャーシーが同居していたり、民謡は深い。別なアルバムや、唄い手違いで沢山録音が残されているトラディショナルなカチャーシー『ヒヤミカチ節」がフェイバリット。若手では大島保克さん、よなは徹さんがダントツ。
■ヤンさん ヤン富田/Yann tomita
concert how time passes
オレの制作ものの異常なジングル/スキット志向や、コレクションするレコード収集等々全てヤン師匠の影響です。言いきってしまってますが、誰にでも誰かしらからの影響はあるものでしょう?思想だったり哲学でもいいや、尊敬する人、父親とかエジソンとか野口英雄とか。そんな人物として、オレの場合中級キャリア以降の音楽はヤンさんの影響下に全てあります。そんな多大な影響を与えて頂いた人が幸運にもすぐ近くに居た、という偶然に感謝しています。音楽への自由な取り組み方、というか全ての音楽(こうしてキーボードを叩いている間にも聴こえてくるクラクションの音、子供のはしゃぎ声など生活音の全ても含め)を並列に串刺しにしてドラマとしての時間をオーガナイズするのがDJなら、その基礎はヤンさんから学びました。ちなみにヤンさんを頂点とする私達派は直球な体育会系です。
高宮永徹→須永辰緒→rei harakami